分析帳票は26種類。生かすも殺すもお店次第。
もちろんバージョンアップもしますので、これからも種類は増えていく予定です。
今回はその中でひとつの帳票でもある「デシル分析」を取り上げてみたいと思います。
この手法は、通信販売業界でよく使用されている手法で、サロン様にも運用していただければ、武器の1つになるかと思います。
任意の期間で、たとえば、1年間で期間を絞り、その期間に来られたお客様を売上順に並べ、10等分します。お店に対する貢献度順にお客様をグループ分けすることができます。この段階でも自店舗のお客様を2:8の法則(パレートの法則)に当てはめ確認をすることもできます。また、ランキング1位の方を失った場合。2位のグループが、1位と同じになった場合。3,4位のグループを1,2位のグループに上げた場合等のシミュレーションも行えます。
集計項目も、客数、売上、構成比、1人当たり売上、期間中の総客、平均来店回数、1回あたり平均単価来店サイクル平均と表示されます。
ただ、見えるだけなら分析と呼べず、客数が増えた場合、来店回数が増えた場合や、サイクルが早くなった場合など、売上がどう変化するかが確認できます。
例えば、3,4位のグループの方が、2位グループぐらいまで来店サイクルが短くなったら全体の売上はどう変化するか。などを確認できます。
また、ここからがMAPシステムのすごいところで、この、2,3位のグループに直接メールや、DMでアプローチすることが可能です。その上、2年以上運用されていると、前年対比を見ることができます。
前年より上がっている部分は青、下がっていれば赤で表示され、お店の傾向が分かります。
アプローチした客層がどう変化しているか、これからお店はどの方向に向かって行かなければならないか。
さらに、個人でもこの帳票は作成でき、お店と比較してどの部分が強いか弱いか。
スタイリストの長所を伸ばし、短所を克服し、お店として売上を伸ばす方法も模索できます。
不景気、不景気といわれている昨今。本当にお店は不景気なのでしょうか。
そのデータはどこからきたものなのでしょう。それに対して対策をとっていますか?